日本ケミコン株式会社日本ケミコン株式会社

WOMAN ENGINEER
女性技術者が、長く働き続ける。
そのことを後押しする文化が、
日本ケミコンにはあります。

WOMAN
ENGINEER

女性技術者が、長く働き続ける。
そのことを後押しする文化が、
日本ケミコンにはあります。

日本ケミコンではまだ
数が少ない女性管理職を始めとして、
中堅社員、若手社員の4 名の
女性技術者が集いました。
エンジニアとして活躍する
彼女たちの声を通じて、
日本ケミコンでの女性技術者の実像について、
理解を深めてもらえればと思います。

開発設計部門
グループ長 仲秋博子 工業化学科卒

入社以来、キャリアの大半を分析業務に費やしてきた。2012年よりグループ長としてマネジメントにも携わる。育児休暇は二回取得。現在は管理職として、女性6名、男性1名の分析チームを率いている。

品質保証部門 千才奏絵 物質地球科学科卒

育児休暇取得は二回。入社後は、ほぼ一貫して品質保証業務に携わる。現在は、アルミ電解コンデンサに使用する複数の材料の品質面での認定業務に従事している。

開発設計部門 山口早稀 機械情報システム学科卒

入社後、電気二重層キャパシタの端子部分の開発に従事。サンプル作成や試験、評価を担当している。入社の決め手となったのは、日本ケミコンが世界ナンバーワンシェアを維持し続けていることだという。

開発設計部門 大西千尋 電気電子工学科卒

学生時代に参加した日本ケミコンのインターンシップでの雰囲気の良さが決め手となり、入社を決意。また、設計から量産までのものづくりに携われる醍醐味に魅力を感じたという。

女性技術者が長く働き続けるためには、
自身の努力とともに配偶者の理解も大切。

仲秋

最初に新人の大西さん、山口さんに聞きたいのですが、就職活動のときに、女性という視点から会社や仕事を捉えていましたか?

山口

私は意識していました。エンジニアとして成長するためにも、できるだけ長く勤めたいと思っていましたから。ですから、産休や育休といった制度面についての情報も集めていました。でも、最後は入社してみないとわからないなと。どの会社も当然のように「ウチはきちんとしています」と言いますからね。日本ケミコンには女性エンジニアがいることは、会社説明会などで理解していましたので、おそらく、なんとかなるだろうと。

大西

長く働きたいという思いは、私も山口さんと同じです。でも私は、山口さんよりも楽観的に考えていて、産休や育休が制度としてあるのなら、利用している人の有無に関わらず、取得が必要なときが来たら自分で切り拓いていけばいいと(笑)。先輩たちに伺いたいのですが、あえて女性技術者と限定した場合、成長のためには、どんな心構えが必要になりますか?

千才

私は社内結婚なので、幸いお互いの仕事についての理解はありました。自分の経験から言うと、子供を持った場合は、配偶者の理解や協力は何よりも大きいと思います。女性技術者が、自分だけで家庭も仕事も抱え込むには限界があると思います。私の家庭は、主人が子育てや家事に協力的なので、ずいぶん助かりました。これは日本ケミコンに限らず、世の中全般について言えることですが、男性も育児休暇を取得したり、家事を分担することで働く女性の負担を減らす努力をすることが、これからはより求められるのではないでしょうか。

仲秋

私は子育て期間中は、仕事よりも子育てを最優先に考えていました。千才さん同様、主人の協力体制も重要でしたね。ウチの場合は、主に家事は私で、子育ては主人みたいな(笑)。私がエンジニアとして成長していきたい、長く働きたいという思いを主人が受け止めてくれて、協力してくれたことが大きいと思います。また、エンジニアの世界は1年や2年で一人前になれるほど甘くはありません。成長するためには、ある程度の期間は必要になります。育児休暇で立ち止まる期間があっても、復職すればまた復職前の状態からスタートできる。こうした配慮は会社側としては大切にしていきたいと思っています。私は二度、育児休暇を取得しましたが、いずれの場合も復職時は、それまでのブランクがまるでなかったように、ごく自然に受け入れてもらいました。

新しい知見を身につける。
その喜びが高いモチベーションにつながります。

山口

仲秋さんや千才さんは、もともと長く働きたいと考えていましたか?

仲秋

私はそう考えていました。だから、就職活動では、自宅から通える会社という視点で選んだくらいです(笑)。

千才

私は仲秋さんほど強く思っていませんでした。でも、辞めることなく日本ケミコンにいるというのは、何よりも居心地が良かったからだと思っています。

大西

居心地が良いとはどういう点ですか?

千才

エンジニアとしてまだ製品を知り尽くしていないという思いがあることが、おそらく私にとっての居心地の良さにつながっていると思います。技術者としての興味が尽きないということでしょうね。一つずつ課題を解決し、新しい知見が増える喜びは何よりも大きいです。技術者として新しい知識を得ることは高いモチベーションにつながると感じますね。

仲秋

今、辞めたら、わからないことがわからないままになってしまうという怖さはあるよね。

千才

そうです。今わからないことがあっても、一年後にはわかっていることもあります。そうやってさまざまな発見を通じて自分の中に知識や経験が増えていくことが、エンジニアの喜びの一つではないでしょうか。

山口

昨日わからなかったことが、今日わかるようになる。そのことを嬉しいと思う感覚は、とてもよく理解できます。

大西

学生時代に学んだ基礎はありますが、それだけでは不十分だと感じています。だから実践に活かすためには入社してからの勉強が何よりも大切だと思っています。私も山口さんと同じで、以前わからなかったことが、今振り返ってみると理解できているという経験を幾度となくしてきました。その意味では、私も千才さんのように、居心地の良い環境にいるのかもしれません。

仲秋

良い意味で頑張り過ぎないということも、案外大切なことだと思います。子育て期間はスローペースになっても、一定期間が過ぎたら、また独身時代のようにどんどん貢献できるようになります。上へ上へという思いを必要以上に強く持ち過ぎると、自分自身の生活のペースとのギャップに悩んで、自己実現ができないと悩む結果になりますから。

女性は、男性とは違った視点や
強みがあることを意識してみることも大切。

仲秋

私はグループ長という管理職を務めていますが、昔も今も残念なことに女性管理職は決して多くはありません。これからは、女性技術者が増えるとともに、女性管理職の層を厚くしていくことも重要なテーマだと感じています。しかし成長の後押しという点では、性別はあまり関係ありません。あくまでも本人のやる気次第だと思っています。

山口

仲秋さんは、グループ長になったとき、どんな感想を持ちましたか?

仲秋

当時の私は、自分が管理職になるとは考えてもいませんでした。管理職の話をもらって、あらためてもう少し頑張っておけばよかったと反省したくらいです(笑)。でもいざ管理職になってみると、女性管理職の層の薄さは会社にとって重要な課題だと感じるようになりました。これからは、女性管理職として登用できる人財を一人でも増やしていけるように、新しいことに挑戦する姿勢を植え付けようと模索しています。

千才

私は以前、女性の先輩から言われたことがとても心に残っています。当時、工場ではある製品で不良品が発生していたのですが、その先輩は、テキパキと滞り無く仕事をさばいていくのです。あるとき、先輩に「よくそんなにさばけますね」とお話したときに、「女性は、男性と違って、いろんなことを一気にできるんだよ」と言われて、妙に納得したことを覚えています。一般的に男性は、一つのテーマに集中して取り組むことに強さを発揮します。一方、女性は、いろいろなことを同時並行で行うことが得意です。それまで、自分のなかで性別について考えることはありませんでしたが、あらためて、女性技術者であることのメリットについて考えさせられました。

何にでも挑戦してみる。
その想いが、新しい女性技術者像を切り拓くことに。

千才

私は入社して10年近くになりますが、現在の信頼性保証の業務を担当するようになってから、「製品のあるべき姿」というものが、だんだん見えてきたように感じます。今後は材料メーカーにも積極的に訪問し、材料に対しての理解を進めて、材料については部署内外から頼られる存在になりたいと思っています。また、材料の新しい評価指標を検討するなど、工場に材料を導入しやすい環境整備に取り組みたいと思っています。

仲秋

今、仕事で大きな喜びとなるのは、成長してきた部下と技術的な話ができるようになってきたこと。管理職の立場から新入社員に期待するのは、わからないことはわからないと、きちんと意思表示するということですね。そう言ってもらった方が、教える側からすれば、より正しい理解を促すことができますから。私自身が部下に言っていることは、思い切ってやってみてほしいということです。結果として間違っていたら、それは上司や先輩が必ず軌道修正してくれます。わからないことはわからないと臆せず言い、そして何にでも挑戦してみる。こうしたことの積み重ねをし続けることが、ステップアップに繋がると思っていますし、若い世代の女性技術者に期待したいことですね。

山口

私は今、TOEICの勉強や、仕事に関わるさまざまな資格についての勉強に取り組んでいるところです。もちろんすぐに取得できるものではありませんし、現在の業務に直接活かせるかどうかわからないものもあります。しかし、勉強し続けるという姿勢を大切にしていきたいと思っています。当面の目標は、一つの製品に1から10まで関わってみたいです。

大西

私は具体的なビジョンはまだありませんが、いつかは日本ケミコンの技術陣に女性がいることが当たり前の環境づくりに役立ちたいと思っています。

仲秋

ぜひ頑張ってください。大いに期待していますよ。