環境
化学物質をマネジメントし
会社の持続可能な
事業活動を支える。
環境部門 長塚 秀幸
2017年入社
環境創生工学系専攻
当社製品に含有している化学物質に関する顧客からの問い合わせの対応に携わっています。環境や人体に有害な化学物質が製品に含まれていると、国内外の環境法規制に違反することになるため、世界中の顧客から問い合わせがくるのです。さらに、製品の開発から販売に至るまでの段階で、環境法規制による禁止物質を「入れない・出さない・使わない・混ぜない」ためのエビデンス(証拠)管理業務や、全社的な化学物質管理システムの構築支援の業務にもチャレンジしています。
製品に含有する化学物質に関する問い合わせ対応や情報発信を行う中で、開発・購買・製造・販売活動を支援できた時に、それぞれの部署の担当者から「ありがとう」と言ってもらえることが何よりのやりがいです。また、そうしたシチュエーションでは、環境管理の業務によって「自分も日本ケミコンのものづくりや事業活動に参加できている」という確かな手ごたえを感じ、非常に満ち足りた気分になります。
私は子供の頃から海や山に行き、生き物に触れることが大好きでした。その後、生物学を学ぶようになったのも、「生物がなぜ活動できるのか」を化学的・物理的に解明したいと思ったからです。大学時代は、生物物理、肺胞の研究に熱中しました。生物への想いや好奇心は、現在の仕事において、未知の課題に向き合う時の気持ちに通じるものがあるような気がします。
日本ケミコンを知ったきっかけは、大学に置かれていたパンフレットでした。そして、アルミ電解コンデンサ業界トップシェアの企業であることを知り、挑戦するにふさわしいステージだと感じました。さらに、自分の地元である東北に生産事業所が多くあることで、親近感が湧いたことも志望を後押ししました。
私が手掛けている環境関連の仕事は、日本ケミコンの未来に関わる重要な使命を担っています。日本ケミコンが持続的に成長していけるか、あるいは企業としての社会的責任を果たしていけるかに直結する責任の重い業務です。私がしっかりとした製品知識をベースに、化学物質に関する法規制についての動向や対策を社内の人たちに正確に発信できるようになることで、「会社を守る存在になれるのだ」と考えています。
就職活動というのは自分を見つめ直す絶好の機会だと思います。学生時代の勉強・遊び・アルバイトなどいろいろな体験の中で、自分が嬉しかったこと、楽しかったこと、やりがいを感じたことを思い出してみる。そうしたワクワクできた、ドキドキできたシーンから、自分がどんな場所で働きたいかを考えてみると良いと思います。