日本ケミコン株式会社日本ケミコン株式会社

FUTURE OF
NIPPON CHEMI-CON

社会と深くつながりながら成長するとともに人が楽しく働ける企業を目指していく

日本ケミコンの研究開発部門を率いる
2人のキーパーソンに会社の「これまで」と「これから」、
そして「若い人財への想い」を語ってもらいました。

執行役員
CTO(Chief Technology Officer)
野上 勝憲

1988年入社。コンデンサの研究開発に一貫して関わり、現在は、自動車分野向けを始めとしたコンデンサの研究開発を統括するとともに、全社の技術面の方向性を決定するCTOを務めている。

執行役員
仲秋 健太郎

1985年入社。コンデンサの開発を担当した後、新規事業開発や業務基盤の改革に携わる。現在は、電気二重層キャパシタをはじめとする機能デバイス・固体デバイス部品の研究開発を統括している。

世界トップシェアのアルミ電解コンデンサを支える
材料からのものづくり

Q.現在の日本ケミコンの強みについて教えてください。


野上

世界で約3割のシェアを持つ日本ケミコンのアルミ電解コンデンサですが、そのポジションを確立している大きな理由がアルミニウム電極箔という材料からものづくりを行っていることです。通常は外部に依頼する材料も自らつくることで、お客様からの要望をスピーディに形にすることができます。さらに「界面」についての高度なノウハウを持っていることも日本ケミコンの特長です。アルミニウム電極箔と電解液が接し合う「界面」をどのように構成すれば、どんな性能を出せるかに精通していることが、コンデンサの開発にあたっての大きなアドバンテージとなっています。

仲秋

日本ケミコンが蓄積してきたコンデンサの技術は、私が担当する電気二重層キャパシタの領域にも活かされています。自動車が減速する時の回生エネルギーの利用やバッテリーの機能安全の確保に貢献する電気二重層キャパシタが高く評価され、直接部品を供給するTier1と呼ばれる最上流に位置するサプライヤーのポジションを得ています。自動運転化、電動化が進む自動車分野において、日本ケミコンの活躍分野はどんどん拡大するでしょう。

野上

最近は自動車市場での利用が注目されていますが、私たちの製品は基本的には電気が使われるところ、電気信号が流れるところすべてに使われています。太陽光発電のパワーコンディショナー(直流電力を交流電力に変換する機器)やデータセンターのサーバー用電源といったパワーエレクトロニクスの領域から、ゲーム機などの身近なデジタル機器にいたるまで、あらゆる製品分野において、日本ケミコンのコンデンサは高い信頼を獲得しています。

新しい市場を創るとともに、
現在の市場にもしっかりと製品供給

Q.これから目指すビジネスの姿について教えてください。


野上

日本ケミコンは、2021年に創業90周年を迎えます。この間、長きにわたってコンデンサの世界を探求し、相当の知見を積み重ねてきました。しかし、コンデンサという製品はある程度コモディティ化(一般的な製品になること)しています。そのため、コンデンサに続く2本目の事業軸をつくろうと新しいビジネスの開拓を進めています。

仲秋

現在、日本ケミコンが考えている未来に向けた新しいビジネスは、自動運転化、CASE※など新たな用途が見込める自動車分野と、間もなく本格化する5G(第5世代移動通信システム)の通信ネットワーク関連分野が主なターゲットです。5Gによって高速・大容量、多接続、超高信頼、低遅延といった通信が実現すると、遠隔医療や建設機器の遠隔操作、IoT(Internet of Things)機器を使ったスマート工場などが生まれるとされています。そうした新しい産業シーンにも、日本ケミコンの製品が貢献していくことになるでしょう。

野上

新しい産業シーンに、高付加価値製品を提供することとあわせて、従来までの市場にしっかりと必要とされるコンデンサを提供していくことも、トップメーカーとしての私たちの使命です。グローバルなライバルとの競争も激化すると思われますが、求められるコストと品質を満たした製品をワールドワイドで提供する体制を強化していきます。

※Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(シェア&サービス)、Electric(電動化)の頭文字をとった造語。

もっと社会とつながること、
仕事を楽しむことが、未来につながる

Q.日本ケミコンの未来をどのように考えていますか。


仲秋

現在、私たちが注目としているのは、自動運転化、CASEなど新たな用途が見込める自動車分野と、間もなく本格化する5G(第5世代移動通信システム)の通信ネットワーク関連分野です。製品を利用するエンドユーザー、さらに社会全体の動向や課題をとらえてものづくりをしていく。そのための組織づくりや設備投資を進めて、未来において価値のある部品を提供していかねばなりません。

野上

企業は経済原理の中で生きていくものですが、いかなる時代においても経済原理の根幹にある大切なものが地球環境ではないでしょうか。「自動車の燃費削減に貢献しCO2排出量を低減する」「いろいろな製品や設備で電気エネルギーを効率的に使えるようにする」こうしたところが、未来に向けた当社製品の重大なミッションとなるはずです。日本ケミコンに入社すると、コンデンサという単なる部品ではなく、世の中に役立つものをつくっているのだという大義を感じて働くことができます。

仲秋

そうですね。ただ、これから日本ケミコンに入社される若い人には、大義を抱きながらも楽しんで働いて欲しいと考えています。楽しむことによって、自分の仕事に好奇心を持って挑むことができ、それが自分と会社の未来を描いて、切り拓いていくことにつながると思うからです。

長期的な視野に立って
皆さんに「挑戦」と「成長」の機会を提供

Q.日本ケミコンを志望する学生へのメッセージをお願いします。


仲秋

「楽しんで働いて欲しい」と言いましたが、「楽しむ」ためには、「突き詰めること」が求められます。よくスポーツ選手がインタビューで「ゲームを楽しみます」と答えますが、あれは一つのことを突き詰めた先に生まれる「楽しさ」を指しています。高いレベルに到達した人しか味わえない「楽しさ」を目指して自身の仕事を真摯にやり続ける人に、日本ケミコンはいろいろな挑戦や成長の機会を提供することができます。

野上

確かに、自分がしたい勉強や研究に取り組む機会は十分に与えられます。私のように入社後に大学院に行って、博士号を取得する社員もいます。また大学をはじめとする外部の研究機関に幅広く門戸を開いており、「新しい技術を求めてどこまでも」という感じで、アメリカ、ヨーロッパ、中国などに出かけています。「オープンイノベーションに関しては、他社よりも活発に活動している」という自負があります。

仲秋

大学との協業については、「ビジネスのネタを得る」というより、企業としての研究開発活動、あるいは技術者の知見に幅を持たせることを目的としています。日本ケミコンには以前から、「すぐビジネスに結びつかなくても、新しい試みには積極的に投資する」という風土があります。そうした風土を今後も継承しながら、「社員が楽しく働ける会社」として未来に進んでいきたいと考えています。

野上

新しいことへの挑戦を後押ししてくれる姿勢は、私たちが入社した頃から変わりません。日本ケミコンでは、「やりたい」といえば基本的には「やってごらん」というところからスタートします。もしあなたがコンデンサや日本ケミコンから広がる可能性に興味を感じたなら、未来のステージとして目を向ける価値のある企業だと、私は信じています。